公認心理師・
臨床心理士とは

心理学に基づく知識や技術等を用いて、
人間の抱える悩みや問題の改善に努める
こころ” の専門家です。

公認心理師とは

2017年に施行された公認心理師法という法律で定められた資格です。心理職としては我が国初の国家資格となります。2018年の国家試験で初めて認定され、これからの活躍が期待されます。

臨床心理士とは

公益財団法人臨床心理士資格認定協会が認定している民間資格ですが、1988年から続く伝統的な資格です。心理臨床能力の維持・発展のために、5年ごとの審査がおこなわれています。

具体的には、
以下のような仕事をしています。

保健・医療分野で…

精神科や心療内科において心理検査やカウンセリング等に従事しています。他の診療科においても、さまざまな方法で患者の心理サポートを行います。精神保健福祉センターや保健センター等でも様々な心の相談に応じています。

福祉分野で…

児童相談所や市町村の福祉の相談窓口などで、子育ての相談や障害を持った子どもや大人の相談、他さまざまな相談に応じます。また、児童、障害者、高齢者のための社会福祉施設等で、施設利用者の支援に従事しています。

教育分野で…

スクールカウンセラー等として、登校が難しかったり、集団行動に困難さを感じている児童生徒のカウンセリングをしたり、保護者の方の相談にのったりしています。学校だけでなく、教育支援センター等で児童生徒と関わることもあります。

司法分野で…

家庭裁判所や少年鑑別所等で事件の原因等について調査したり、少年院や刑務所等で収容者の更生支援をしたりしています。警察等で非行や犯罪の予防にも関わるとともに、犯罪被害者への支援も行っています。

産業分野で…

どのような仕事が自分に向いているかなどキャリア選択の相談に応じたり、職場に適応するための支援を本人や事業主に行います。また、労働者のストレス相談に応じたり、職場の労働環境の相談に応じたりもします。

そのほか、個人開業でカウンセリングルームを開設したり、さまざまな分野で心理支援の仕事をしています。